「商い」を通じて社会に貢献する

商品開発について

無印良品のものづくりの基本となる考え方は、1980年のブランド創生以来変わっていません。環境・社会に配慮した3つの視点、①素材の選択、②工程の点検、③包装の簡略化、を守りながら商品をつくり続けています。地球環境や生産者に配慮した素材を選び、すべての工程において無駄を省き、本当に必要なものを本当に必要なかたちでお客様に提供することを目指した、実質本位のものづくりです。

この3つの視点に基づき、原料調達や廃棄物削減に取り組んでいます。

その他、商品開発に関するとりくみ

POOL ためてつなげるものづくり

POOL ためてつなげるものづくり

IDÉEで販売する「POOL」は、生産される素材を無駄なく使いながらも、ものづくりの過程で発生するハギレや端材、流通の過程で発生するキズ・汚れ等で販売できなくなった商品をためておき、様々な企業・クリエーターとつながりながら、新たな価値のある商品に再生させる取り組みです。

無印良品で生産するファブリックを無駄なく使い切るために生まれたいろいろの服。

ボックスシーツの生産過程で生まれるハギレで作ったEverydayシリーズ。福祉施設で活動するアーティストの図柄を磁器にプリントした、コロコロのもの。

今後も製品のサービスだけでなく、社会のしくみのデザインに繋がる取り組みを心がけていきます。

UD(ユニバーサルデザイン)活動

UD(ユニバーサルデザイン)活動

無印良品では社内の有志の開発担当者を中心に、2014年の秋頃よりユニバーサルデザインの勉強会を開始しました。

ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、身体的な違いで生まれる差を問わずに、できるだけ多くの人が利用することができるデザインです。

1985年頃からアメリカで始まり、日本でも多くの商品が生まれ、様々な施設で採用されています。

無印良品では海外の店舗も増え、今後もより多くのお客様と出会う中で、

どのようにユニバーサルデザインと向き合うのか

これまで培われたユニバーサルデザインにヒントはあるのか

多様性の中に良いデザインのヒントはあるのか

などを、この活動の中でお客様と一緒に考えていきます。

2015年に第一弾で発売したアナログ目覚まし時計以来、洗濯ネットのサイズ識別紐など色を決める際はこれまでよりも多くの人に識別しやすい色を選ぶようにしています。

また、視覚障害者の方々にご協力いただき、指先だけで識別しやすい詰替ボトル用・識別ラベルを発売しています。

ノンカフェイン飲料の開発

ノンカフェイン飲料の開発

無印良品では、小さなお子様や妊婦の方などより多くのお客様に召し上がっていただけるよう、また、おやすみ前のシーンなどでもお召し上がりいただけるよう、ノンカフェインの飲料商品を開発しています。

用途やお好みに合わせてPETボトル、茶葉で展開しています。

茶葉については「ノンカフェイン」アイコンを付けたパッケージで販売しています。