働く仲間の尊重

働きやすい職場

良品計画は、すべての従業員が健康で安全に活躍できる職場環境を提供することを目指しています。2020年8月末時点、日本国内で9,182名(臨時従業員等 6,736名を含む)の従業員が働いています。

労働安全衛生への取り組み

各事業拠点では、コレラ、結核、肺ペスト、マラリアなど世界的な健康問題の解決について積極的に対応していきます。1年以内ごとに1回定期に,社員(アルバイト除く)に対して、結核の早期発見ができる胸部X線(レントゲン)検査を含め定期健康診断を行っている他発症予防活動を行っています。また、新型コロナウィルス感染症など、世界的流行な感染症に対して、感染拡大防止対策を整えるとともに、感染対策活動への支援も積極的に行っています。加えて、定期的に国内従業員を対象としたストレスチェックを実施しています。

良品計画は、事業所の安全衛生及び社員の健康管理に関する事項について調査審議するために安全衛生委員会を設置しています。OHSAS18001(労働安全衛生)の認証を受けておりませんが、安全衛生管理者、産業医、社員・組合代表で安全衛生委員会を毎月開催し、店舗、オフィスの安全管理や従業員の健康管理・メンタルケアなどの具体的な課題について議論し、解決に取り組んでいます。加えて、すべて店舗の店長が安全衛生責任者の資格を取得しています。2018年度は72名、2019年度では79名が事業所の安全衛生及び社員の健康管理に関する講習に参加しました。

メンタルヘルスケア・健康相談

従業員の皆さんのこころ・体の健康をサポートするために、産業医・アドバンテッジ相談センターによるメンタルヘルス・健康相談窓口を設置しています。日頃「なんとなくベストコンディションではない」、「悩みや問題が気になって仕事に力を注げない」「個人的な問題でどこに相談に行けばよいかわからない」など、メンタルヘルスや健康に相談したい場合、アルバイトを含む全社員(メンタルヘルスケアの場合は、家族2親等含む)が利用できるプログラムです。様々な施策を通して、社員とその家族の心身の健康保持・増進に向けた取り組みを進めます。

リスク評価

新店舗の開設や新規地域出店などの新規プロジェクトにおいて、労働安全衛生に関するリスク項目を検証し、リスクの顕在化防止に取り組んでいます。また、内部監査部門として監査室を設置し、店舗および本部の労働安全衛生状況、社内規定・マニュアルの遵守状況、業務活動全般、手続等の適切性や有効性を監査し、定期的に代表取締役および取締役会に報告しております。

労働災害

2019年度は、昨年度に続き連続で死亡事項および後遺障害の残る重大労働災害の発生はありませんでした。今後も、グローバルレベルの安全衛生を満たす企業として、労働災害の抑止施策を徹底し、重大労働災害の未然防止に努めていきます。死亡および後遺障害の残る重大労働災害「ゼロ人」、業務上交通事故については、過失100%の人身事項件数「ゼロ」を目標としています。

長時間労働撲滅

良品計画は、労働時間や休憩時間、休暇に関する国際基準と現地法令を遵守し、残業を前提としない働き方を推進しています。各部門の管理職者が従業員の労働時間を毎月管理し、休日取得の事前計画と取得実績を確認しています。今後も労働時間の管理・監督を強化することで、長時間労働の撲滅を図っていきます。

日本国内定時退社の取り組み

良品計画では2007年1月から本格的に「毎日がノー残業デー」と設定し、残留率<7%の全社目標を掲げ、全ての従業員が定時退社を基本とするルールを徹底しています。そのために、各部門や各自が抱える仕事の内容をもう一度見直し、必要のない仕事を積極的になくし、やるべき仕事のみに集中して取り組めるよう、各自が業務改善に取り組んでいます。

ワークライフバランスを支援する制度

育児・介護休暇、時短制度など

出産・育児、介護といったライフイベントと仕事を両立するために、多様な働き方を選択できる制度を提供しています。育児休暇・介護休暇制度、時短勤務制度、チャイルドケア制度、フレックスタイム制度など、男女を問わずすべての従業員が利用できる、ワークライフバランスを支援する制度を設けています。育児を行う社員の勤務時間の短縮を認めるチャイルドケア制度についても、2016年より適用期間を従来の小学校1年生までから小学校4年生終了時までに延長して、安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。

また、日本国内の本部従業員を対象に、2018年度から在宅勤務制度を導入し、2020年9月より在宅勤務時の水光熱費・通信費の手当支給(日額で支給予定)やモニターの貸出などのサポートも提供しています。

カムバック制度

介護や配偶者の転勤等、止むを得ない理由で退職する本社員にバックパスを発行し、再雇用を約束するバックパス制度や、良品計画を一度退職した方をそれぞれの職制で募集し、再雇用するカムバック採用制度を2016年より導入しました。

組織活性度調査

店舗・本部における「仕事の進め方」「人間関係」等について、スタッフがどのように認識しているか定量的に把握し、その結果から想定される具体的な組織活性度上の課題を改善するため、毎年スタッフ全員(本社員・嘱託社員・パートナー・アルバイトを含む)を対象に組織活性度調査を実施しています。2018年5月に11,172名(回答率74%)、2019年5月に13,201名(回答率77%)の社員が参加しました。

また、2019年度良品計画グループフルタイム従業員の自発的な離職率は4.0%。(2019年9月から2020年8月まで)

役員の全国行脚による現場とのコミュニケーション

役員の全国行脚による現場とのコミュニケーション

半期に1度、良品計画の役員たちが全国を回り、スタッフに向けて「無印良品」についての講義を行っています。「無印良品」誕生の背景、誕生から現在までの歴史、ものづくりの考え方から最新の活動まで、多岐にわたる講義の後、相互にコミュニケーションが取れる場を設けています。全国の働く仲間に無印良品で働く意義について考えてもらう活動です。

2010年から始まったこの取り組みに、2019年度は約1,100名のスタッフが参加しました。

企業経営者との会話

株式会社良品計画と良品計画労働組合とが互いに相手方の立場を尊重して、公正な労使慣行を確立し、会社経営の民主的発展を図るとともに、従業員の労働条件の維持改善と地位の向上を促進しています。経営の民主化と交渉の円滑化を図るため、中央労使協議会を設け、原則として毎月1回開催しています。

本社オフィスのリノベーション

本社オフィスのリノベーション

2016年5月~11月、良品計画本社オフィスの執務スペースを中心に大幅なリノベーションを行いました。テーマは「完成させないオフィス」。全フロアを一気に新しくするのではなく、フロアごとに順番にリノベーションし、その都度行った振り返りを次のフロアに生かす方法により、オフィス環境を新しくするだけでなく、そこで働く私たちの考える力や当事者意識の醸成に繋げるという考え方でオフィスリノベーションに取組みました。また、国産杉の端材を活用した「中空パネル」の家具を導入し、使い途の限られていた国産杉の実用例として今後も広く他社へ販売をしていきます。

2017年8月には、「日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞」を受賞しました。

朝の5分間清掃、終業時のゴミ捨て活動

毎朝の朝礼後に、自分たちの働く環境を整えるために5分間の清掃を行っています。この取り組みは単に身の回りをきれいにすることだけではなく、日々の清掃活動の中から気づきや改善が生まれるよう取り組んでいます。

また、終業前には自分たちで出したゴミを自分たちで片づける活動も行い、ゴミの分別の意識の向上や、ゴミの削減にも取り組んでいます。