国際社会からの資金提供で油田開発を永遠に放棄エクアドル共和国・国連開発計画(UNDP)設立の「ヤスニITT信託基金」へ寄付

無印良品を企画、開発する株式会社良品計画(東京都豊島区/代表取締役社長 金井政明)は、南米・エクアドル共和国、ヤスニ国立公園内イシュピンゴ・タンボコチャ・ティプティニ(ITT)地区の油田開発放棄にむけた国際支援基金『ヤスニITT信託基金』へ20万ドルの寄付をいたします。

私たちの暮らしは、日々様々なエネルギー資源を消費しています。しかし、現在地球上の人口は70億人とも言われており、この先も増えていくと見込まれています。そして、その人々により営まれている、限りある資源を消費するうえで成立している今の社会構造は、やはり永久には続かないことも予想されています。

これは当社としても他人事ではなく、モノづくりに対する大きな課題であり、また創業当時より考えてきた'自然と人とモノのより良い関係'を維持することも困難になるのではないかと大変心配をしていました。

その中、「石油に依存しない社会をどのように実現してゆくか」という課題を国際社会へ提案し、今までに無い経済モデルとしてこのプロジェクト(ヤスニITTイニシアティブ)や基金(ヤスニITT信託基金)を立ち上げたエクアドル政府と国連開発計画(UNDP)の活動を知りました。

当社としては、このプロジェクトが示す方策が、新しい持続可能な秩序の回復や将来のエネルギー問題への解決方法につながるのではないかと考え、基金への支援を決めました。

ヤスニITTイニシアティブについて

ヤスニ国立公園のイシュピンゴ・タンボコチャ・ティプティニ(ITT)地区にある大油田には、想定約8億5千万バレルの石油があるとされている。その開発で得られる収入の半分を国際社会が資金提供することにより、エクアドル共和国政府がその油田開発を永遠に放棄するという計画。

ヤスニITT信託基金について

2010年8月、エクアドル共和国政府と国連開発計画(UNDP)によって設立された基金。資金は、再生可能エネルギープロジェクト(水力、太陽光、風力、バイオマスなどによる発電)や、森林破壊の防止と生態系の保全、基金の目的に含まれる様々な分野での社会開発促進に使われる。

【在日エクアドル共和国大使館】

http://www.ecuador-embassy.or.jp/j/index.html

【ヤスニITT信託基金・国連開発計画(UNDP)寄付サイト】

http://mdtf.undp.org/yasuni

報道関係の方のお問い合わせ
株式会社良品計画 経営企画部 広報課rk-pr@muji.co.jp
以上