株式会社良品計画

ガバナンス

コーポレート・ガバナンスの方針・体制

コーポレート・ガバナンス報告書
(PDF:214 KB)
定款(PDF:996 KB)

基本的な考え方

当社は、経営体制および内部統制システムを整備し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことが企業価値の継続的な向上につながるとの考え方に基づき、透明性の高い経営システムの構築を図ることを経営の重要課題と捉えています。そのうえで、経営上のすべてのステークホルダー(株主、お客さま、従業員、社会、お取引先など)に対し、円滑な関係の維持・発展に努めるとともに、迅速かつ積極的な情報開示に努めます。

ガバナンス体制図

ガバナンス体制図

各会議体の概要および活動

1. 取締役会

開催数:13回

出席率:100%

目的

中長期の経営に関する重要事項ならびに法令・定款が定める事項に関する法定決議。業務執行取締役、執行役員の職務の執行の監督。

主な審議内容と活動の状況

取締役会と同メンバーで行われる「経営諮問委員会」を必要に応じて開催し、 取締役会で決議される前の段階から、 重要なテーマに関しては複数回議論を重ね決議を行っています。

定例的な議案

中期、年度経営計画に関する事項/株主総会に関する事項/決算承認に関する事項/剰余金の処分に関する事項/代表取締役、役付取締役の選定に関する事項/執行役員の選任に関する事項/指名諮問委員会、報酬諮問委員会の委員の選定に関する事項/取締役会の実効性評価に関する事項/内部監査報告および計画に関する事項/コンプライアンス・リスク管理委員会報告に関す る事項/政策保有株式の保有方針に関する事項/ESGの取り組み報告と評価に関する事項/月次実績報告

非定例的な議案

再エネ発電事業化に関する事項/株式分割に関する事項/生産管理体制に関する事項/エンゲージメント・サーベイに関する事項/システム投資に関する事項

2. 監査役会

開催数:16回

出席率:98%

目的

取締役の職務執行全般を適法性・妥当性の視点で監査し、不正行為、法令・定款違反行為を防止・是正する。

主な審議内容と活動の状況

経営の状況を正確に把握するため、取締役会やその他重要な会議に参加し、取締役・執行役員・各子会社の責任者へのヒアリングや事業所の往査などを行っています。また、会計監査人・監査室との連携により、事業や内部統制の状況を把握し、代表取締役、社外取締役とも定期的にミーティングを行い、監査結果に基づき、全社重要課題についての問題提起や提言を実施しています。

3. 報酬諮問委員会

開催数:8回

出席率:98%

目的

取締役、監査役、執行役員等の報酬等に関する取締役会および監査役会への答申。

主な審議内容と活動の状況

譲渡制限付株式報酬に関するESG評価、取締役および執行役員の報酬制度などについて議論を行いました。

4. 指名諮問委員会

開催数:20回

出席率:96%

目的

取締役、監査役、執行役員等の選解任に関する取締役会および監査役会への答申。

主な審議内容と活動の状況

取締役候補者の選任、上席執行役員を含む執行役員人事などについて議論を行いました。

5. 経営諮問委員会

中長期の経営戦略に関する議論や意見交換、および取締役会の付議事項に対する事前の十分な議論の場として、取締役会と同様のメンバーにより開催しています。

6. 内部監査部門

当社は、内部監査部門として監査室を設置し、現在13名で構成されています。内部監査部門は、店舗および本部の社内規程・マニュアルの遵守状況、業務活動全般、手続きなどの適切性や有効性を監査し、定期的に取締役会および監査役会に報告しています。

7. 会計監査人

当社の会計監査業務は、有限責任あずさ監査法人に所属する公認会計士 中田宏高、公認会計士 佐藤洋介、会計監査業務に係る補助として公認会計士18名、その他37名の体制で公正な立場から監査が実施される環境を整備しています。

スキルマトリックス・各委員会の構成

※右にスクロールしてご覧ください

氏名現在の地位性別取締役会出席状況
(2025年8月期)
経営全般オペレーション財務・会計起業・社会起業テクノロジー国際性人文・アートサステナビリティ・
多様性
管理・
リスクマネジメント
会議・委員会兼任状況
取締役会指名諮問委員会報酬諮問委員会監査役会
清水 智代表取締役社長男性13/13回
(100%)
  • 株式会社MUJI HOUSE 取締役
高橋 広隆取締役
上席執行役員
男性10/10回
(100%)
宮澤高浩取締役
上席執行役員
男性新任
横濱潤取締役
上席執行役員
男性新任
  • 株式会社AIメディカルサービス 社外取締役
  • 合同会社MUJI ENERGY 職務執行者社長
吉川 淳社外取締役
(独立)
男性13/13回
(100%)
  • アセットマネジメントOne株式会社 取締役監査等委員
伊藤 久美社外取締役
(独立)
女性13/13回
(100%)
  • SOMPOケア株式会社 社外取締役
  • 株式会社True Data 社外取締役
  • 筑波大学 理事
  • オフィスKITO合同会社 代表社員
加藤 百合子社外取締役
(独立)
女性13/13回
(100%)
  • 株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役社長
  • やさいバス株式会社 代表取締役社長
  • M2Labo Bharat Private Limited CEO
  • やさいバス食堂株式会社 代表取締役
山崎 繭加社外取締役
(独立)
女性13/13回
(100%)
  • エムスリー株式会社 社外取締役監査等委員
  • 株式会社レノバ 社外取締役
東和浩新任男性新任
  • SOMPOホールディングス株式会社 社外取締役
  • 本田技研工業株式会社 社外取締役
  • 株式会社りそなホールディングス シニアアドバイザー
  • 株式会社りそな銀行 シニアアドバイザー
  • 大阪商工会議所 副会頭
鈴木 啓常勤監査役男性13/13回
(100%)
山根 宏輔常勤社外監査役
(独立)
男性13/13回
(100%)
新井 純社外監査役
(独立)
男性13/13回
(100%)
菊地 麻緒子社外監査役
(独立)
女性13/13回
(100%)
  • 三井倉庫ホールディングス株式会社 社外取締役
  • コンパス国際法律事務所 代表

◎は会議・委員会の議長・委員長、〇は出席メンバーを示しています。
宮澤高浩氏、横濱潤氏、東和浩氏は、2025年11月23日に就任。

全取締役に占める社外取締役比率

全取締役に占める社外取締役比率

全取締役に占める女性役員の割合

全取締役に占める女性役員の割合

当社の取締役・監査役に必要な経験と知見(スキル)は以下の通りです。

項目概要
経営全般当社の取締役会においては、中長期戦略に関する、闊達な議論に基づいた判断が必要です。そのため、業種によらない多様な企業経営に関する知見を必要な項目として選定しています。
オペレーション当社は店舗を軸とした事業展開を行っており、オペレーションの積み上げが競争力の源泉となります。そのため、小売業、流通業、製造業などのオペレーションに関する知見を必要な項目として選定しています。
財務・会計財務・会計のマネジメント経験または知識に関する知見を必要な項目として選定しています。
起業・社会起業当社の企業理念実現のために、起業、社会起業に関する知見を必要な項目として選定しています。
テクノロジー当社の事業活動において、「道具としてのテクノロジー」をうまく活用したサービスの実現やステークホルダーの方々の利便性向上を目指しています。そのため、デジタルやテクノロジーマネジメントに関する知見を必要な項目として選定しています。
国際性当社の企業理念実現のために、これからは店舗展開や商品の生産活動を通じて、海外も含めたさまざまな国や地域に貢献していく必要があります。そのため、国際的環境における経験などの知見を必要な項目として選定しています。
人文・アート当社の企業理念実現のために、地域における文化や歴史に対する理解や、芸術デザインに対する知見を必要な項目として選定しています。
サステナビリティ・多様性当社の企業理念実現のために、サステナビリティや多様性の実現を事業活動の中心に据えています。そのため、サステナビリティや多様性など、社会課題への理解や課題解決に関する強い意欲を必要な項目として選定しています。
管理・リスクマネジメント当社の企業理念実現のために、人事・労務、ファイナンス、法務、リスクマネジメントなどの知見を必要な項目として選定しています。

政策保有株式について

当社は、政策保有株式を原則売却する方針で、その縮減を図り、進捗については毎年取締役会に報告しています。
また、政策保有株式の議決権行使にあたっては、当該企業の企業価値の向上に資するものであるか、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するものであるか、保有目的に適合するかなどを総合的に検証し、議案ごとに賛否を判断のうえ、適切に議決権を行使します。
※2025年8月期末時点で保有していた政策保有株式において2026年8月期中に全て売却しており、2025年11月21日時点では保有残高はございません。

政策保有株式について

株主との建設的な対話

当社は、四半期毎の決算発表時に業績に関する詳細情報を当社ホームページ上に公開しております。また、四半期毎に決算説明会を開催し、その際の資料についても同様に当社ホームページ上に公開しております。それらの情報を踏まえた面談の申込みに対し、企業価値向上に資する情報交換として可能な限り対応しております。

社外取締役と株主(機関投資家)との対話

2025年6月、機関投資家23名にご出席いただき、当社の山崎社外取締役とのスモールミーティングを開催いたしました。取締役会の様子、グローバル成長の進捗や課題などについて活発な議論が行われました。良品計画は、社外取締役も含め、株主、投資家の皆様との対話を強化しております。

社外取締役と投資家との対話要旨

2025年開催対話要旨(PDF:327KB)2024年開催対話要旨(PDF:590KB)2023年開催対話要旨(PDF:448KB)

個人株主との対話

個人株主・投資家向けイベント

関連ページ

取締役会の実効性評価と役員報酬
コーポレート・ガバナンスの方針・体制 | 株式会社良品計画