無印良品を展開する株式会社良品計画（東京都豊島区／代表取締役社長 堂前 宣夫）は、生活の基本を支えることを目指し、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、季節に合わせた着心地の良いベーシックな衣料品の展開を拡充しています。この度、22年秋冬シーズンにリニューアルしたデニムシリーズに新たに新色「ブルー」、「チャコールグレー」を追加し、12月6日（火）から全国の無印良品とネットストアで発売します。

無印良品は1980年の誕生以来、3つの視点「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けています。

22年秋冬シーズンに定番のデニムシリーズをリニューアルしました。コンセプトは「環境に配慮した、飽きずに長くはけるベーシックデニム」です。紳士はスキニー、スリム、レギュラーの3型、婦人はワイドを加えた4型で、それぞれのシルエットに合わせて生地や仕様を変更し、履きやすさや形にこだわりました。また、生産工程を見直し、一般的に行われているやすりやレーザーを使ったユーズド加工や薬剤を使用したブリーチ加工をやめました。

今回発売する「ブルー」は、濃紺色（インディゴ）よりも薄めのブルーで紳士2型、婦人3型、「チャコールグレー」は紳士1型での販売です。一般的なデニムは、特有の色合いを出すため、束ねた糸をインディゴの染料に浸しては引き上げ、空気に触れさせ酸化させるロープ染めの回数を12回ほど繰り返し、濃紺色（インディゴ）に染め上げます。従来の淡色デニムは、インディゴに染め上げたデニムを何度も洗いすすぐ「ウォッシュ加工」を施して色を薄くするため、通常のインディゴデニムと比べて約3倍の水を使用していました。

今回の新色2色においても工程を見直しました。「ブルー」は糸を染める回数を4回に短縮、「チャコールグレー」は染めの時間を短縮することで、染料の使用量だけでなくウォッシュ加工に使用する水の使用量を削減しました。秋冬シーズンからユーズド加工、ブリーチ加工の工程も削減し、より環境に配慮したデニムになりました。

良品計画は、今後も自然とのより良い関係を考え、地球資源の循環化および環境負荷低減、廃棄物削減を目指して、品質が良く、かつ環境に配慮した商品開発を進めてまいります。