無印良品を展開する株式会社良品計画（東京都文京区／代表取締役社長 清水 智）は、山形県酒田市に「無印良品 酒田」（以下、当店）を3月27日（木）にオープンします。山形県で7店舗目となる当店は、売場面積が約665坪で東北地方最大級の売場面積となります。

良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現のため、全国津々浦々で日常の基本を支える商品・サービスを提供することを目指し、地域の食品スーパー横など生活圏に出店を進めています。日々の暮らしに役立つ日用品や衣料品、食品などを取り揃え、より利便性の高い店舗、地域の活性化に寄与する店舗として皆様のお役に立つことを目指しています。

酒田市においては、2019年に「地域発展を目指すパートナーシップ協定」を締結以降、「酒田プロジェクト」として、2020年6月より、中山間地域を含む八幡地域で軽トラックを活用した移動販売をスタートしました。さらに、2021年には同市中町の商店街の一角に「酒田POP-UP STORE」（2025年2月閉店）を出店し、移動販売も継続しながら、地域活動への拠点として取り組んでまいりました。

この度、酒田市が所有する⼟地（酒田商業⾼校跡地）の公募型プロポーザルで地域コンソーシアムによって開業する複合商業施設「いろは蔵パーク」への出店を通じ、商品の品揃えやサービスの充実だけでなく、地域の活性化につながる活動も充実し、地域の皆様が集うコミュニティセンターのような店舗を目指します。

毎日の生活に必要な日用品を中心に、衣料品、洗濯・掃除用品やキッチン用品などの生活雑貨、食品などのほか、これまで「酒田POP-UP STORE」では取り扱いのなかった衣料品、大型家具、冷凍食品などを取り揃えることで、地域のお客さまのご要望にお応えし、日々の暮らしを支えます。さらに、東北地方で初となる回収した衣料品を再生し販売※するコーナーも展開いたします。

※お客さまから不要になった無印良品の服を回収し、染め直し加工や洗い直しなどのうえ、再販売する循環型の取り組み。

広い売場面積を生かし、地域の方々が期間限定で商品を展示販売できるイベントスペースやコミュニティスペースも設けており、地域の方同士の交流や、お買い物の合間にゆっくり時間を過ごすことができるような空間になっています。

「まちの保健室」は、「日々の暮らしを自然に見つめなおすきっかけをつくり、自分らしい健やかさを実現するための行動を後押しする」ことをコンセプトに地域行政、医療とも連携して活動しています。当店では、人と人、人と場所、人とイベントの"つながり"を通じてお客さまが健やかになることを目指し、あらゆる方が気軽に立ち寄れ、心地よく過ごせる場所を提供します。テーブルやソファ、セルフ式コーヒーマシン、図書コーナーの他、気軽に利用できる計測機器（肌年齢、野菜摂取度、血管年齢・脳年齢、心と体のバランス測定器、体組成、血圧、ベビースケール）を設置しています。常駐する薬剤師・登録販売者が、健康相談などもお受けし、必要に応じて、漢方薬の販売も行います。

また、隣接する「一般社団法人 酒田地区薬剤師会」が運営する「カイエイ薬局」では、当店の営業時間内に処方薬を受け取ることができるほか、当店とも連携し、「まちの保健室」が開催する講座にもご協力いただきます。

酒田市との「地域発展を目指すパートナーシップ協定」を締結し、「酒田プロジェクト」の一環で、移動販売を行っています。「コミュニケーションの場づくりや買い物支援」という目的のもと、両者の協働事業として開始された取り組みです。「酒田POP-UP STORE」を拠点としていた移動販売を継承し、引き続き地域課題の解決に貢献します。