地域・コミュニティとともに

店舗の活動

無印良品は、店舗が土着化すること、すなわち地域住民の方同士が交流しつながるプラットフォームとなることを目指し、各地域を拠点に活躍する方々を招いたトークイベントや展示会、無印良品の専門販売員によるワークショップなどのイベントを行っています。各地域の拠点となる店舗には、イベントスペース「Open MUJI」を設置し、お買いものを楽しんでいただくだけでなく、地元に根差したプラットフォームとして、各地域の発展に貢献していきたいと考えています。

イベント事例

ヒトとつながる、マチをつなげる「つながる市」

ヒトとつながる、マチをつなげる「つながる市」

無印良品は、全国に展開する店舗を軸に、地域の方々との交流やつながりを深め、マチとヒトとモノをつなぐ役割を担いたいと考えています。

全国の無印良品で不定期に開催している「つながる市」は、「ヒトとつながる、マチをつなげる」をコンセプトに、地域の方々と一緒につくり、運営している期間限定のマーケットです。食品や地域の特産品の販売や、こども服の交換イベント「おさがりくらぶ」の開催、ワークショップの主催などの形で、各地域で活動をしている多くの団体が出店しています。

地域の方々と健康を考えるプロジェクト「みんなでウォーキング」

地域の方々と健康を考えるプロジェクト「みんなでウォーキング」

無印良品では、地域の人たちとお店のスタッフがともに健康を考え、地元を知ることを目的として、地元を歩くイベント「みんなでウォーキング」の開催をはじめました。いまは一部のお店や拠点ではじまったばかりですが、これからも少しずつ、日本はもちろん世界中のお店において、地元を歩き、健康を考えるイベントを企画していきます。

ATELIER MUJI GINZA

ATELIER MUJI GINZA

ATELIER MUJI GINZAは、無印良品 銀座6Fに設けた良品計画初の複合的なデザイン文化の発信基地です。「くらしの原点に立ちかえり、未来へ進むヒントをみつける工房」というスローガンのもと無印良品の本質を伝え続けます。ここでは、ものづくりやデザインにまつわる様々なテーマの展覧会やイベントを開催する2つの「Gallery」、おいしいコーヒーやお酒を飲みながら人が語らい集う「Salon」、デザイン・アート関連の書籍を揃えた「Library」、イベントやワークショップを開催する「Lounge」を展開しています。

休んだり、お酒を飲んだり、古書を読んだりしながらはもちろん、体験型の展示や、トークイベントなどを通してさまざまな会話が生まれ、デザインやくらしについて考えるきっかけの場となることを目指します。

木育広場

木育広場

無印良品は子どもたちに木の魅力を感じて欲しいという願いから、東京おもちゃ美術館の監修のもと、2012年9月無印良品有楽町(2018年12月閉店)に木材を使った子どもの遊び場「木育広場」を開設しました。

2013年4月には、東京おもちゃ美術館と木育を推進する「ウッドスタート協定」を締結し、現在、50店舗以上に木育広場が設置されています。2014年、木育広場は第8回キッズデザイン賞を感性・創造性部門で受賞しました。

地域課題の解決拠点

MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街

MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街

2018年12月、東京都板橋区の光が丘パークタウン内にある、ゆりの木商店街の一角に、"community・communication・commodity"をテーマにした、「MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街」をオープンしました。

光が丘パークタウンは、光が丘公園を中心に街の景観や住棟が配置されており、利便性、住環境、都心へのアクセスという3拍子が全て揃った場所です。豊かな緑や公園、商店街、集会所、学校や保育園、地域のお祭りなど、多様なコミュニティと人のくらしが存在します。

無印良品は"居場所の提供"や"くらしの交流"が、団地コミュニティの再生につながるのではないかと考え、オープン前から、当社スタッフと団地住民との雑談会などを催したり、店舗づくりのワークショップに参加いただくことで、住民同士のつながりが生まれるきっかけづくりを行ってきました。

店内には、買い物の途中にひと休みできるシェアスペースや、無料で利用できるシェアキッチンなどがあり、地域の方々が日々のくらしの中で気軽に利用できる場を用意しています。

また、団地ならではの関係性を生かし、フードシェアリングについて考えるイベントなども店舗で開催。食でコミュニティがつながることができるのではないかと、この場所から考えはじめています。

あいさつや何気ない会話が自然に生まれる、地域コミュニティに根付いた"役に立つ"店舗となることを目指します。

里のMUJI みんなみの里

里のMUJI みんなみの里

1999年3月の開業以来、農業体験を通じた都市農村交流、地域情報の発信基地として幅広く活動してきた千葉県鴨川市にある「みんなみの里」は、2018年4月に当社が鴨川市より指定管理者の認定を受け、「里のMUJI みんなみの里」としてリニューアルオープンしました。

この施設は、生産者の方々が直売する「農産品・物産品販売」の他、地域に必要とされる商品・サービスを備えた「無印良品」、地元の食材を使ったメニューも提供する「Café&Meal MUJI」、地域資源を活用した加工品の開発などに取り組む「開発工房」から構成されます。

開発工房では、地域資源を活用した6次産業化の推進を目的に加工品の研究及び開発、ブランド化を、生産者をはじめ関連団体や事業者とともに進めていきます。地域資源を活用した新たな地域銘品を開発・紹介し、今まで気づかなかった鴨川の魅力を伝えていきます。

住民および生産者とのつながりや交流を生みだし、地域課題の解決拠点となりたいと考えています。地域の方々が「集う」をコンセプトに、地域の生活インフラとしてたくさんの方々のくらしの役に立つ施設を目指します。