「SOMPOケア そんぽの家 なんば」が無印良品のデザインでリニューアルオープンしました

無印良品では、SOMPOケア株式会社とともに、「明るく開かれた、感じ良いケア・ホーム」を目指し、高齢の居住者と働くスタッフのくらしとつながりを考えるリノベーションプロジェクトを、2018年1月末からスタートしました。

本プロジェクトは、介護施設におけるご利用者の快適な生活や、そこで働くスタッフが楽しく効率的に働ける空間づくりにおいて、実際に働くスタッフの声を取り入れたリデザインやリフォームをすることで問題を解決し、感じ良いくらしを創ることを目指しています。これまでに「SOMPOケア ラヴィーレ光が丘公園」(18年12月)、「SOMPOケア そんぽの家 ときわ台」(19年3月)、「SOMPOケア ラヴィーレ駒沢公園」(19年12月)の3施設においてリノベーションを行ってきました。そして今回、関西エリアで初めてのプロジェクトとして、「SOMPOケア そんぽの家 なんば」(以下、そんぽの家 なんば)」をリノベーションし、4月にリニューアルオープンしました。

同施設は、開設から15年が経過していたため、建物の老朽化や設備の経年劣化に加え、スタッフ用スペースである事務室が収納力や利便性に欠けているなどの課題や不自由さを抱えていました。これらの課題を解決し、認知症のある方々や身体に障がいがある方々も誰もが過ごしやすい空間にするため、スタッフとの雑談を繰り返しながら、現場の声をデザインに取り入れました。

例えば、エントランスには、新たに下足箱と洗面台を設置し、入館と同時に手洗い・うがい・消毒ができるようにしました。ダイニングには、周囲の人と会話しやすい円卓を設置し、サイズが異なる2種類の椅子を導入しました。また、視覚機能が低下しやすい高齢者の方々の見当識の支援として、各階のエレベーター前の色を変え、現在いる場所を認識しやすくしました。壁は塗装仕上げにして、スタッフと一緒にDIYを行いました。加えて、事務室には収納棚や長机を導入し、職員同士のコミュニケーションが円滑となり、仕事の効率化が期待できる空間となりました。

このプロジェクトを中心となって進めた担当者は、「『いっしょに楽しもう』のコンセプトの元、DIYや整理収納など和気あいあいとした雰囲気で行うことができました。施工中も意見が活発に出て、普段から愛着を持って施設を利用していることが伺えました。特にエントランスや事務所入り口は思いがこもっています。今後もこのつながりを大切に地域に根差した活動につなげていきます。」と言います。

これからもプロジェクトを通して、生き生きと地域に寄り添う「感じ良いケア・ホーム」の実現を目指します。

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