遊びながら防災知識をまなぼう!「いつものもしもCARAVAN池袋」を開催しました

 5月21日(土)、22日(日)に豊島区の防災公園である「としまみどりの防災公園(IKE・SUNPARK)」で、誰でも参加しやすく遊びながら楽しく防災について学べる体験イベント「いつものもしもCARAVAN 池袋」を開催しました。「いつものもしもCARAVAN」としては4回目、豊島区では初開催となった今回は、「防災×健康×アウトドア」をテーマに防災公園の機能や、毛布を使った担架タイムトライアルなど体を動かしながら災害時に役立つ知識や、キャンプにも防災にも使えるアウトドアスキルを多くの方に知ってもらうことができました。


防災知識を体を使って楽しく学ぶ
 「担架タイムトライアル」では、2ℓペットボトルが何本も入った重さ約15キロのカエル人形(ケロゾーくん)を1枚の毛布を使ってみんなで力をあわせて運び、そのタイムを競いました。「こんなに重いとは思わなかった!」と感嘆の声があがりました。消化液の代わりに水を入れた消火器でカエルの的を狙うゲームでは、「当たった!」「初めて消火器を触った」などの声が聞こえました。子どもから大人まで、楽しく体を動かしながら防災を学ぶことができたようです。

都会の子供たちが木や火に触れる機会を
 都心で災害が起きたときに一番怖いことは「火災」です。しかし、都心では火に触れる機会が多くありません。そこで今回、「薪割体験」や、丸太を二人で協力しながら大きなのこぎりで切る「丸太切り体験」を行いました。割った薪は自分で焚火の中に入れることで、火を間近に感じることができました。

自宅にあるもので防災レシピ
 「無印良品」のお菓子や調味料など普段から自宅にあるものを使って「いかにんじん」、「蒸しケーキ」、「いかほうれん草」「おこわ」などのレシピを紹介しました。災害時には、水が不足するため皿や鍋を洗わずに済むように、ビニール袋を使った料理方法を紹介していただきました。乾燥パスタを水で戻す方法などをみて、関心の声があがりました。

●良品計画 運営者からのコメント
 初日は大雨に見舞われましたが、午後からは少しずつ天気が回復し、2日目は気持ちの良い快晴となり、大人から子供まで7000名以上のお客様にご来場いただきました。ご来場いただいた方が、笑顔で楽しく防災を学んでいる様子を見て、開催までたくさんのハードルがありましたがやってよかったと思いました。
お越しいただいたお客様からは、「毛布で担架ができるなんて知らなかった!実際に災害が起きたら、消防の方たちをサポートしたい。」という声や、「これまで防災と聞いても何を用意してよいか知らなかった。今回、楽しく学ぶことができて、防災の意識が上がりました。」などのお声をいただきました。これからも地域の皆さまと共に「いつものもしもCARAVAN」を全国各地で開催していきたいと思います。(運営者代表:田村さん)

■ソーシャルグッド事業部 ローカルグッド担当 田村 知彦さん
2004年パートナーから入社。「無印良品イオン洛南」、「無印良品 イオンモール橿原」などで勤務後、「無印良品 日吉東急」では周辺店舗を取り纏めるブロック店長に就任。2017年に人事総務部に異動し、いつものもしもPJTの責任者となり、社内防災活動以外に、いつものもしもセット開発などに携わる。その後、2021年にソーシャルグッド事業部に異動し、「いつものもしも」の活動をさらに広めるべく、新たな商品開発、法人営業、イベント開催など「いつものもしも」の取り組み拡大を進める。

■無印良品 ルミネ立川 本田 晃さん
2018年中途採用入社。生活雑貨部エレクトロニクス・アウトドア担当で夏の定番商品であるサーキュレータの開発に携わった後、2020年に「無印良品セレオ国分寺」2021年に ルミネ立川へ異動。「いつものもしもPJT」の活動の幅が広がったことを受けて、2022年4月より、営業本部に協力いただき、店舗業務と兼任で、「いつものもしもPJT」の商品開発リーダーとしても力を発揮している。