「無印良品 津南キャンプ場」で「心も身体も癒されるWELLNESS ミーティング 2022」を開催しました
10月1日(土)と2日(日)の2日間にわたり、「無印良品 津南キャンプ場」と津南町の森林セラピー基地「樽田の森」において、良品計画で初の「心も身体も癒されるWELLNESSミーティング2022」を開催しました。自然の中で心の健康づくりや生活リズムの改善を行い、持続的な健康・幸福(Well-being)を目指すこの取り組みに、合計26名が参加しました。
■「無印良品 津南キャンプ場」で「Well-being」*¹を提供
新潟県津南町にある「無印良品 津南キャンプ場」では、1995年のオープン以来、津南町の人々が守り育んできた大自然の中で自然環境と共生する宿泊体験の提供を行っています。2022年9月14日(水)に、キャンプ事業の枠を超え、町の行政や町民の皆さんと共に地域活性化に取り組むことを目的に、津南町と包括連携協定を締結しました。本協定に基づき、良品計画では津南町と協同して町の最大の魅力である雪・水・森林といった豊かな自然と里山の暮らしを最大限活用し、持続的な健康・幸福(Well-being)を実現するサービス提供を目指しています。その第1弾として、「無印良品 津南キャンプ場」で、リフレッシュ、生活リズムの改善、心の健康づくりを目的とした森林セラピー*²や瞑想ウォーキングなどの体験プログラムを1泊2日で開催しました。今回は、初回ということもあり、社外だけでなく社内にも募集をかけ、地域事業部や本部スタッフを始め、津南町役場の職員、地元の方やキャンプ場をよくご利用されるお客様などが参加しました。
*1「Well-being」について確立された定義はないものの、「身体的・精神的・社会的に良い状態」を表します
*2 医学的エビデンスを基礎とした森林の快適性増進効果・癒し効果等を、健康維持・増進等に活かす取り組み
■2日間のWELLNESSプログラム
●森林セラピー基地「樽田の森」でお散歩
一日目は、秋の森に息づく命や力を心と身体全体で感じることができる森林セラピーを行いました。「樽田の森」は、「森林セラピーソサエティ」*が癒し効果があると認定した森林セラピー基地です。参加者は、地元のインストラクターで森林セラピー推進協議会会長の岡村さんから森の中での過ごし方や呼吸法、カラダの動かし方やスムーズな歩き方などの指導を受けたうえで、森の中を散歩しました。散歩の休憩中には、岡本さんが樹の葉や野草(ドクダミ、ヨモギ、クロモジの葉、ササの葉、クワの葉、キハダの実)などを使ったお茶を昔ながらの抽出方法で淹れて、参加者に提供。お茶を飲んだ参加者は、「優しい香り、甘みや苦みがほどよく混ざっていて心も身体もとても癒されました」、「地域の森の息吹をダイレクトに身体に吸収することができました」など笑顔で話されていました。
* 森林セラピーの広範化と癒しを求める国民各層の心身の健全な発展を推進する団体
●タープテントの中で地元の食事を堪能する
夕食は、参加者全員で大きなタープテントの中で楽しみました。大豆の鮭魚醤づけや、ニシンの味噌漬けなど地元産の食材と昔からの調理方法で作られた料理と、地元の酒蔵で丹精を込めて作られたお酒が提供されました。夕食中は、「仕事と健康のバランス」や「家族の健康」などの会話が生まれ、参加者同士の交流が深まる場となりました。
●焚火から得られる癒しの時間
夜は、参加者で焚火を囲み、健康や暮らしについて語り合いました。焚火の炎のゆらぎや音、周波数は人にとって心地よいもので癒しの効果があると言われており、コミュニケーションが取りやすくなるとされています。参加者は、赤く燃える炎を眺め、夜の暗さや森の香り、優しくそよぐ風やゆっくりとした時間の流れを体感しました。
●朝はストレッチから始まる
翌朝は、テント泊で凝ったカラダをゆっくりと目覚めさせるストレッチが行われました。その後、頭の中を出来るだけ空っぽにすることに集中しながら森の中をゆっくり歩く瞑想ウォーキングがありました。
●健康に対して考える座談会
WELLNESSミーティングの最後のプログラムである「座談会」では、参加者全員で輪になって座り、各々の健康上心がけていることや、日常的に行っていることをテーマに話をしました。人前で話すことが苦手な人でも森の中の空気が背中を押し、楽しげに話していました。さまざまな健康方法や未病対策についてのお話を聞くことができ、参加者全員が暮らしについて考えるきっかけになりました。
●参加者の感想
「Well-being」が何か、どんな価値があるのか正直よくわからない状態で参加しました。「自身で体験してみよう!」と参加した結果、津南町固有の自然と食材が持つ「癒しの力」に圧倒され、自身の健康や生活を見つめ直す機会になりました。忙しくて時間が無い人こそ体感すべきだと思いました。
●運営者からのコメント
忙しい日々を過ごしていると、時間を取って心や身体と向き合うことが難しくなります。そこで今回のイベントを通して、美味しく、心地よく、そして心と身体にとって良いことをする時間を参加者の皆さまに体験していただきました。1泊2日ではありましたが、大きな自然の中でゆっくりとした時間を共に過ごした参加者同士、特別な連帯感が芽生えたと思いました。
課題として、森林浴やキャンプといったアウトドアレクリエーションに、「Well-being」の効果があるということが、世の中に浸透していないので、今後は、健康に対する効果をきちんとお伝えして、より多くの方が参加したくなるようなイベント内容を準備します。
次回は、津南町の豊かな自然の中で季節に応じた豪雪地ならではの残雪期に開催したいです。(ソーシャルグッド事業部 地域プロデューサー 石川さん)
■ソーシャルグッド事業部 石川雅人さん
1996年10月嘱託社員として入社。主に、無印良品キャンプ場の企画・開発・運営および各種アウトドアイベントの企画営業を主に担当し、2022年9月からは、ソーシャルグッド事業部にて地域プロデューサーを務める。
■津南キャンプ場支配人 石田政臣さん
2004年4月嘱託社員として入社。津南キャンプ場配属となり、キャンプ場で様々なイベントを考案、実施。2011年被災地へ出向きキャンプスキルを活かした活動を行う。2022年9月から正社員として津南キャンプ場の支配人を務める。